3/20 広島平和記念資料館にて、姉妹公園協定の危うさについて講演しました

3月20日、ハワイのパールハーバーと広島の平和記念公園の「姉妹公園協定」の抱える問題をテーマに、平和記念資料館でお話ししました。「和解」や「未来志向」のための協定というと、一見、良いことかのように思ってしまいますが、実は重大な問題をはらんでいます。

ハワイのパールハーバー基地からは、イラン攻撃のための艦船も出撃しています。広島市は「協定に含まれるのは記念碑など追悼に関わる施設だけ」などとしていますが、インド太平洋軍の拠点となっているオアフ島の最前線の基地機能とは切り離せるわけもなく、そんな言い訳は筋が通りません。

パールハーバーは、戦後の広島が掲げてきた、「核兵器も戦争もない世界を作る」というメッセージの真逆を行っている場所です。表面的な「和解」と「未来志向」の言葉のもとで結ばれたこの協定がもたらすものは、アメリカの世界戦略の中に、広島の平和の理念を取り込むことです。そして、今のイラン攻撃の件も含めて、日本をアメリカの戦争に巻き込んでいくための装置のひとつになっていきます。

今回の講演では、協定そのものの話に加えて、少し角度を広げ、ハワイにおける基地の存在の意味や現在起きている課題、そして先住民の視点から見たハワイの軍事化について取り上げました。

詳しくは、拙著『観光コースでないハワイ 「楽園」のもうひとつの姿』や、Radio Dialogue「ハワイと広島」などを参照してください。